キッチンはどうしても汚れやすい場所ですので、なるべく汚れに強い壁紙にしましょう。

壁紙の表面が樹脂でコーティングされているタイプのウレタンコート壁紙などは汚れにくいですし、汚れた際も水拭きでサッとふき取ることが可能です。

汚れと同じくらい気になるのが臭いです。

キッチンが常に油臭かったり、生臭かったりする場合は長年の調理によって壁紙に匂いが付着してしまっていることもあります。特に最近はリビングとキッチンが一体空間となっている家が多いので、キッチンの臭いは非常に嫌なものです。

匂いが付きにくい壁紙には消臭機能付きのものがあり、キッチンやトイレで使われることが多いです。こういった壁紙を選択するのもキッチンの壁紙選びでは重要です。

キッチンは火を使うことが多い場所です。そのため、火災のリスクが高いです。

キッチンの壁紙はこういったリスクに対応するため、防火性能が高い壁紙を選びましょう。IH器具しか無いオール電化のキッチンではガスコンロより火災のリスクは低いですが、調理中に火がでることもあるので、耐火性能が高い壁紙の方が安心です。

火に強い壁紙として不燃材料の壁紙があります。不燃材料の他、準不燃材料、難燃材料などもあり、どの程度火に強いかで分かれています。火元の近くはこういった壁紙を選びましょう。

ここまで機能性の話が中心になってきましたが、キッチンの壁紙もデザイン性は重要です。最近はリビングとキッチンが一続きの空間になっている家が多いので、その重要度は増しています。

キッチン周りがオシャレだとそれだけで素敵な家に見えますものね。

キッチンの壁紙は調理器具や冷蔵庫などの大型家電があるため、面積としては少ないです。そのため、多少派手な壁紙を選んでもちょうどいいアクセントになることが多く、リビングやダイニングの壁紙とはデザインを変えるのがおすすめ。好みはキッチンに立つ時間が長い人がテンションの上がる壁紙にするのが良いでしょう。

コンロ周りは火に強い壁紙にするべきという話もしましたが、キッチン全体の壁紙とコンロ周りの壁紙でデザインを変えるのもおすすめですよ。